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NBAチームのクリーブランド・キャバリアーズをド素人がのんびり応援するブログです!目標はキャブスファンを増やすこと&キャブスファンのコミュニティの場を作ること!

【素人分析】20-21シーズンのコリン・セクストンをプレビューしてみる

 

見に来てくれてありがとうございます!ぶんやと申します。

 

素人が選手をプレビューしてみる企画第3回は、チームが誇る闘牛、コリン・セクストンです!

 

それではどうぞ!

 

注意

・これはド素人がド素人なりに選手を考察してみる企画です

・データはNBA.com/Statsを参考にしています

・個人スタッツのランキングはシーズン35試合以上出場している選手内での順位です

・文章量は選手によって大きく異なります

 

 

コリン・セクストン

背番号 2

ポジション SG/PG

身長/体重 185cm/86kg

生年月日 1999/1/4(21歳)

 

昨季主要スタッツ

65試合出場

33.0分/試合

20.8得点/試合

3.1リバウンド/試合

3.0アシスト/試合

1.0スティール/試合

0.1ブロック/試合

FG 47.2%

3P 38.0%

FT 84.6%

 

 

注目ポイント① リーグトップレベルの得点力

昨季のセクストンは大台の20得点を超え、リーグ27位20.8得点を記録しました。

また、これは2年目選手の中ではホークスのヤングマブスドンチッチに次いで第3位です。

実際のところ、この2人が凄すぎて陰に隠れてしまっている印象ですが、2年目でこの成績は立派だと言えるでしょう。

 

もしかしたらセクストンに対して、「決まらないシュートを乱発しているだけでしょ」と感じている人もいらっしゃるかもしれません。

しかし、2年目選手の中で得点トップ5であるヤングドンチッチ、セクストン、サンダーのSGA、ホーネッツのグラハムの中でセクストンはFG%においても3P%においても1番高い成功率を残しています。

 

ここまで高い成功率をあげられている要因として、無理に3PTを打ちにいかずに、多くのシュートをペイントエリア内で打っていることが挙げられます。

セクストンは全体のシュートの61.6%をペイントエリア内から打っており、また3PTは全体の23.5%に留めています。

 

現代バスケにおいては3PTがより重視される傾向にあり、得点ランキング1位のハーデンや3位のリラード、4位のヤングなどがシュートの5割前後を3PTから打っていることを考えると、時代に逆行しているとも言えるスタイルです。

3PTが苦手で有名なバックスのヤニスでさえ、全体のシュートの23.7%が3PTであり、これはセクストンより高い割合です。

185cmという比較的低い身長ながら、ペイントエリア偏重のスタイルでここまでの得点を取れていることがシンプルにすごいです。

 

点を取ることに関しては素晴らしいセクストンですが、評価がなかなか上がってこない理由は後に触れていこうと思います。

 

 

注目ポイント② 怪我をほとんどしないタフさ

プレシーズンこそ怪我で3試合欠場したセクストンですが、レギュラーシーズンはプロ2年で一度も欠場したことがありません。

また、1年目の10試合がベンチスタートであっただけで、それ以外の137試合はスターターとして出場しています。

 

このシリーズでは、ここまでラブエクサムについて考察してきましたが、彼らは怪我によって多くの試合を欠場してきました。

特にエクサムは怪我によって成長の機会を奪われて、伸び悩んできました。

 

セクストンがここまでフル出場できていることの大きな意義は、NBAの舞台でより多くの経験を積んで来られたということです。

この経験の上積みによって、プロ3年目に大きく化けるかもしれません!

 

 

注目ポイント③ アシスト数の少なさを克服できるか

セクストンがなかなか評価されない大きな要因がアシスト数の少なさです。

 

先ほどから比較対象として挙げさせてもらっているヤングドンチッチとの大きな違いはここです。

ヤングは平均9.3アシスト、ドンチッチは平均8.8アシストであるのに対して、セクストンは平均3.0アシストです。

ほぼトリプルスコアになってしまっていますね。

 

試合開始時はSGとして出場するセクストンですが、ガーランドがベンチに下がっているときはPGを務めることが多いことを考えると物足りない数字です。

 

特に目立つのが一度ドライブすると、外にフリーの選手がいるのにも関わらずキックアウトパスを出さない(出せない?)ことが多いことです。

単純にコートビジョンが狭いのかもしれません。

キャブスファンなら、コーナーでフリーになっているのにボールが来ないラブオスマンの姿を嫌というほど見たのではないでしょうか?(笑)

 

ここで気になるデータを1つ。

 

セクストンのドライブ数はリーグ22位の多さですが、ドライブからパスを出す確率はドライブ数が30位以内の選手の中で4番目に低い32.4%です。

セクストンよりドライブからパスを出す確率が低い3人はウィザーズのビール、ジャズのミッチェル、ブルズのビーンと独力で点を取れるウイングの選手が並びます。

セクストンとほぼ同数のドライブ数であるレイカーズレブロン、サンズのCP3はそれぞれ41.9%52.7%のパス率です。

 

セクストンの場合、ドライブして4人くらいに囲まれても強引にシュートを打つというシーンも見られるため、もう少しコートを広く見る余裕がほしいですね。

なにより、ファンとしてはコーナーでひたすらボールを待つラブオスマンが不憫に思えてしまうんですよね(笑)

パスが回ってこないという原因でチームに不協和音が流れ始めるのは勘弁願いたいです!

 

 

注目ポイント④ 評価が難しいディフェンス能力

「ディフェンスの半分は気合だ」とバスケ経験者の方がおっしゃられるのを耳にしたことがありますが、その気合はセクストンにはあると思います。

ディフェンスでもハッスルできる選手です。

しかし、データで見てみるとセクストンはディフェンス能力の低い選手に分類されてしまいます。

 

昨季のセクストンのディフェンスレーティングは

オンコート時→117.0 オフコート時→105.9

と酷い成績になってしまいます。

ちなみに、このオンコート時のディフェンスレーティングはリーグでワースト4位です。

 

もちろん、リーグでディフェンスレーティング最下位のチームで最も多くのミニッツをもらっている選手ですから、成績も悪くはなりますよね。

それでもこのオンコート時とオフコート時の差異は無視できるものではありません。

 

考えられるのは、セクストンの身長でSGを守り切るのはかなり難しいということです。

いくらスモールラインナップ全盛の時代とは言え、185cmの身長でSGの選手をディフェンスするのは、相当不利でしょう。

 

また、私の感想で申し訳ないですが、「ここでスイッチする」「ここでヘルプに行く」という判断がセクストンはワンテンポ遅いような気がしています。

チーム内でのコミュニケーション不足とも言えるかもしれません。

 

プレシーズンではゾーンディフェンスを多用するなど新たな試みが見えますが、ガーランドとセクストンを並べるという方針に決めた以上、それを補うだけの組織的なディフェンスを見せてほしいです。

 

 

まとめ

強みと弱みがはっきりしている選手であるため、かなり長文になってしまいました・・・。

 

来季、得点力を維持しつつ、その他の部分で成長を遂げることができれば、世間からの評価も大きく変化する選手だと思っています。

それこそMIP賞も狙えるくらいに・・・。

 

「ヤングブル」という愛称がぴったりな彼の熱意にあふれたプレースタイルは個人的に大好きなので、来季もチームを引っ張る原動力になってほしいと思っています!

 

 

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コリン・セクストンについて、あなたの意見もお待ちしております!

 

次回は、リーグ最強のリバウンダー、アンドレ・ドラモンドです!

それではまた!