2021.2.2 vsクリッパーズ 優勝候補相手にいざ腕試し!
見に来てくださり、ありがとうございます!ぶんやと申します!
本日の相手はロサンゼルス・クリッパーズ。
今年も優勝候補の一角としてさすがの成績を残しています。
カワイレナードとポールジョージ以外にも良い選手がたくさんいて選手層の厚さがハンパないですよね。
そしてキャブスにとっては、HCとしてのティロンルーと対戦するのは初めて(去年はクリッパーズのAC)。
彼がキャブスを指揮していたころからチームは大きく変化していますが、良いチームになったなと思わせたいですね!
それでは試合開始!
☆戦評
スターター:ガーランド セクストン オコロ プリンス ドラモンド
Dre returns tonight on @FOXSportsCLE! #BeTheFight pic.twitter.com/UPnDsiuFlq
— Cleveland Cavaliers (@cavs) 2021年2月4日
欠場:ラブ デラベドバ ナンス
第1Q
キャブスはとことんセクストンとドラモンドの2人で攻めていきます。
ドライブを積極的に仕掛けて加点。
なんと最初の15点はこの2人によるもののみでした。
クリッパーズはポールジョージ、カワイ、イバカが中心に攻撃。
特にポールジョージが好調で、ドライブや3PTで次々に得点を奪ってきます。
キャブスはいつも通りゾーンディフェンスを多用しますが、シュートが上手い選手が揃っているクリッパーズには通用していませんでした。
残り5分20秒、ポールジョージのターンアラウンドジャンパーで15-25、10点差に。
ここ数試合の第1Qは先にセクストンを下げてガーランド+ベンチというメンバーで戦っていますが、この試合も同じ。
残ったガーランドが8得点連続でスコア。
さらに2試合連続での起用となったスティーブンスもカワイ相手にナイスディフェンスをしたと思えば、カワイが下がってPG13が出てくると彼相手にも良いディフェンスをして得点させません!
25-33でこのクォーターを終えます。
第2Q
ディフェンスだけでなくリバウンドも頑張るスティーブンス、ガードのドライブにも対応できているアレンのおかげでクリッパーズの得点をシャットアウトします。
スティールやブロックでクリッパーズを苦しめ、7分以上の間でフリースローによる1点のみに抑え込みます。
クリッパーズ相手にこれはすごい!
そしてガーランドがドライブしてからのフローターを連発し、39-39の同点になります!
少し前まではフローターの成功率は低かった印象ですが、ここ最近は調子を取り戻しつつありますね。
そしてアレンのブロックからオコロが速攻のダンクを決め、41-39!
逆転に成功しました!
このタイミングでアレンを下げてドラモンドが出場。
ベンチメンバーが頑張ってくれたから、なんとか続いてくれ~!
しかしドラモンドがディフェンス3秒を取られて1点差に迫られると、その次のオフェンスでバトゥームからカワイへのアリウープダンクでリードを許します・・・
さらに残り1分を切ってドラモンドがフリースローを2本とも失敗すると、パスミスでターンオーバーもしてしまいます・・・
そして最後にバトゥームにターンアラウンドジャンパーをブザービーターで決められますが、これにもしっかりチェックに行けていないドラモンド・・・
ベンチが必死に守って得たリードをあっさりと明け渡さないでくれ・・・
49-52でハーフタイムに突入します。
第3Q
ポールジョージもカワイも、オコロやプリンスやスティーブンスに守られているときはやや消極的ですが、マークがセクストンやドラモンドになると積極的に攻めてきますね。
2人の得点やイバカの3PTで一気に点差を離されて、いきなり51-63に・・・
クォーターの出だしに失敗してタイムアウトを取る、っていうシーンをが今季多すぎませんかね・・・?
残り7分、地味に得点を重ねていたイバカが4つ目のファウルでベンチに下がります。
これをきっかけに流れを変えたいところでしたが、ポールジョージ、バトゥーム、カワイの3PTが連続で決まっていきます。
キャブスも果敢にペイント内を攻めて得点しますがいくら2点を取っても相手に3点を決められるので少しずつ点差は開いていきました。
残り30秒を切ってポールジョージが再び3PTを決めると、終了直前にまたもや3PTを打つとこれが決まってブザービーターに。
第2Qに続いて今日2度目のブザービーターです・・・
これで74-88になって第3Qを終えます。
第4Q
オスマンやセクストンが頑張って得点を決めても、ポールジョージが3PTを面白いように決めてきて点差は詰まりません。
どんだけ決まるねん!こんなん心折れるわ!
ガーランドの3PTで93-103としますが追い上げもここまででした。
ポールジョージの3PT、カワイのフェイダウェイ、ルーウィルの3PTと連続で決まっていき、一瞬で20点差に。
反対にキャブスのシュートは全く決まらず、残り4分で主力を下げて実質ギブアップですね。
結局先ほどのガーランドの3PTが決まってから試合終了まで、6分以上の間で6点しか取れず99-121で敗北しました。
Solid 50 from the backcourt but couldn't get the W.#CavsClippers 📸: https://t.co/e23RXPWTuj
— Cleveland Cavaliers (@cavs) 2021年2月4日
☆主なトピック
その1 3PT少なすぎたね
この試合のキャブスの3PT試投数はわずか10本。
もちろん今シーズン最少です。
今季、キャブスの3PT試投数の1試合平均は26.1本でリーグでも最少となっており、もとから3PTを打たないチームですがそれにしても今日は少なかったですね。
ここ最近は特に少なくなっていて、1月26日のレイカーズ戦から6試合の3PT試投数の平均は19.3本。
それ以前の平均28.7本から大幅にその数字を下げています。
その2 ターンオーバー少なかったのは良かった!
今日のキャブスのターンオーバー数は8個。
今シーズン最少のターンオーバー数で試合を終えることができました。
今季のキャブスは平均15.9個のターンオーバーをしていて、これはリーグで4番目の多さ。
それなのに、カワイやポールジョージら優秀なディフェンダーが揃うクリッパーズ相手にミスを少なく済ませられたのは良かったですね。
その3 ドットソンよりスティーブンスを優先
この試合、ドットソンの出場がなかった一方、スティーブンスは21分出場。
ドットソンを差し置いて優先的に起用されました。
そしてカワイやポールジョージ相手に一歩も引かないディフェンスで彼らを苦しめているように見えました。
クラッチタイムの大事なディフェンスの場面で起用されることもあるので、ビッカースタッフからの守りに対する信頼は厚そうです!
☆個人的ハイライトシーン
→私が試合で最も興奮したプレーを紹介するコーナーです。
第2Q 残り7分2秒 ~ウィンドラーのブロック~
Doin' it with defense. 😤@Dylan_Windler23 | #BeTheFight pic.twitter.com/3ZaIcsVhKU
— Cleveland Cavaliers (@cavs) 2021年2月4日
ケナードにドライブでぶち抜かれたもののしっかりとリカバリー。
ズバッツのポンプフェイクからのレイアップに対してドンピシャのブロックをしたウィンドラーのプレーを選出しました。
ウィンドラーらベンチメンバーはこのようなプレーでクリッパーズを封じ込め、第2Q最初の8点ビハインドを4点リードに変えてくれました!
☆未来のキャブス戦士を調査!
→冗談です。キャブスに来るはずありません。他チームの選手に疎い私が、個人的に気になった相手選手を知るためのコーナーです。(※リーグ内ランキングを用いる際は35試合以上出場した選手を対象にしています)
イビツァ・ズバッツ
選出理由・・・イバカの代わりに多くのプレータイム
イバカがファウルトラブルに陥った影響で出場時間が多くなったズバッツ。
しかしキャブスファン目線ではイバカがいた時間の方が怖かった印象・・・?
実際ズバッツが出ていた第2Qにクリッパーズの得点は完全に停滞していました。
そう思っていたら後半は見事なブロックもしてきましたし、どういう選手なのか調べてみようと思いました!
ズバッツはプロ5年目、23歳のセンター。
昨季は72試合中70試合スタメン出場でしたが、今季はイバカ加入の影響でベンチスタートが多くなっています。
彼の魅力はディフェンスとリバウンド。
まずディフェンスに関しては特にゴール下のディフェンスが特に上手いです。
昨季のDIFF%(ディフェンスした相手のシーズン平均FG%とDFG%の差。ディフェンダーが相手のFG%をどれだけ下げているかの数値)は、すべてのエリアでも−7.6%と優秀ですが、ゴールから6ft以内だと−17.8%と跳ね上がります。
ペイントエリア内でどれだけ相手にシュートを外させることができているかが分かると思います。
この6ft以内の成績はリーグでもヤニスに次いで2番目の好成績でした。
結局このシーズン、ヤニスは最優秀守備選手賞を獲得しましたが、そんな彼に引けを取らないゴール下のディフェンス力を誇っているということですね!
今季も6ft以内のDIFF%は−9.7%と少し成績を落としているとはいえ良好な成績を残しています。
次にリバウンドに関しては、彼の20分にも満たない出場時間の中では良いスタッツを残していると思います。
特にオフェンスリバウンドが優秀で、昨季はリーグ13位となる平均2.7個を記録。
チームに2ndチャンスを多く与えることに成功しています。
課題を挙げるとするとオフェンスだと思います。
ズバッツはキャリアで2ケタ以上の得点を平均したシーズンはないのですが、得点を取ることがすべてではないのでそれは良しとして、今季ズバッツがコートにいる時間にチームのオフェンスレーティングが下がってしまっているのは問題です。
ズバッツがオフコート時は118.2あるクリッパーズのレーティングは、オンコート時だと112.6に低下。
これは20試合以上出場しているクリッパーズの選手の中では育成枠のテレンスマンの次に悪い成績です。
どんな形であれ、チームのオフェンスにもっと貢献する必要があるでしょう。
彼自身が得点を狙うのであれば、現状ゴール下でしかシュートを打っていませんが、もっとレンジを広げてみるのもありだと思います。
昨季は数こそ少ないもののミドルレンジシュートの成功率は59.3%と高水準。
フリースローも上手く、今季は85.2%の成功率を誇っていることからもシューティング能力の才が見て取れます。
まだまだ成長の余地を残しているでしょう。
今季、スターターからベンチに役割を変えているズバッツ。
それでもプレータイム自体は昨季から増加しており、彼のディフェンス力やリバウンド力がチームに安定性をもたらすはずです!
今後の活躍にも注目ですね。
☆本日のMVP
→私の独断と偏見で、この試合最も活躍した選手を選出します。
ラマ―・スティーブンス
スタッツ:7得点5リバウンド0アシスト1スティール2ブロック
目立ったスタッツはありませんがディフェンスでの貢献度がとても高かったです。
出場指定時間はだいたいカワイかポールジョージのマークを任されていましたが、彼らはスティーブンスにディフェンスされている時間はシュートを避けているように感じました。
実際、スティーブンスに守られているときはカワイがフリースローを1つだけ獲得、ポールジョージは1本だけシュートを打ってこれは外れました。
これからも彼らしく、まずはディフェンスで結果を出していってほしいです!
☆終わりに
前半まで接戦となっていましたが、後半に地力の差を見せつけられたような試合でした。
特にポールジョージを中心に3PTで差をつけられましたね。
課題も多く見えた試合でしたが今後の成長に活かしていってほしいです!
次戦は、2月6日(土)、ホームでのミルウォーキー・バックス戦です!
強豪との対戦が続きますが良い試合を期待しましょう!
それではまた!