2021.2.2 vsウルブズ ウルブズとの2日連続試合~第2ラウンド~
見に来てくださり、ありがとうございます!ぶんやと申します!
本日の相手は昨日に続いてミネソタ・ティンバーウルブズ。
昨日は後半の巻き返しによってウルブズに軍配が上がりました・・・
引き続きKATは欠場中。
ただ、キャブスも今日はドラモンドとナンスが欠場でプリンスとアレンがスタメン出場です。
アレンはキャブス移籍後初のスタメン出場。
ドラモンドとはまた違う形で自分の力を見せつけてほしいです!
それでは試合開始!
☆戦評
スターター:ガーランド セクストン オコロ プリンス アレン
Ready for the rematch. #BeTheFight pic.twitter.com/tLdCQMJqt3
— Cleveland Cavaliers (@cavs) 2021年2月2日
欠場:ラブ ドラモンド デラベドバ ナンス
第1Q
初先発のアレンが早速ブロックをくらわせるという立ち上がり。
オフェンスではガーランドがスタートから積極的に攻めていきます。
やっぱりガーランドとアレンのコンビは相性バツグンに見え、双方がやりやすそうにプレーしている印象です。
得点源のセクストンも開始5分以上シュートを放っていませんでしたし、いつもより一歩引いて見ている感じがします。
キャブスのゾーンディフェンスに隙が生じて相手をフリーにしてしまうシーンも多かったですが、ウルブズが外してくれているので助かってます。
そしてシュートが外れたらガーランドを中心にトランジションを仕掛けて得点を奪っていきました。
残り3分39秒、8試合ぶりにスティーブンスが出場します。
ディフェンスでは良く声が出ていて良い感じですね!
しかし終盤レイマン、マクダニエルズに連続3PTを許して29-29。
同点で第2Qに進みます。
第2Q
ディフェンスではゾーンからマンツーをメインに切り替え、厄介なルビオはスティーブンスがマーク。
ディフェンスでの信頼のあらわれでしょうね。
序盤、ドットソンが3PTやスクープショットを決め、キャブスリードで試合が進みます。
そしてキャブスはブロック祭りを開催!
マギー、オコロ、アレンが相手のシュートをはじき返していきます。
前半、チームで7ブロックを記録しました!
メンバーをスターターに戻してからはなかなかフィールドゴールを決められず、フリースローでなんとか粘っていきます。
セクストン、ファウルをもらうのが上手くなってきていますね。
得点は取れなくてもウルブズをこのクォーター15点に抑え、52-44で試合を折り返します。
アレンは前半でダブルダブルを記録しましたが、これはキャリアで2度目らしいですね。
第3Q
アレンのジャンプショットで早速2ケタ点差にします。
このまま押し切りたいところでしたが、移籍後シュートが絶好調だったプリンスの3PTがなかなか来ません。
10点差前後で試合は進んでいきます。
アレンが昨日と同じく左手でスーパーダンクをぶち込むプレーにめっちゃテンション上がっちゃいました!
それでもアレンは派手なパフォーマンスなどをせずにニヤッとするくらいですし、やっぱりシャイな選手ですね(笑)
そしてガーランドはもうセンス抜群!
プレーがエロさを醸し出してますね(笑)
華麗なドリブルから見事なパスで味方のシュートをアシストしていき、最後はオスマンがブザービーター3PT!
76-67で第3Q終了です。
第4Q
セクストン+ベンチメンバーでスタートしますがシュートが全然決まりません・・・
そしてナズリードの2本の3PTやレイマンのレイアップで77-76にされたところでたまらずタイムアウト。
タイムアウト後、メンバーをスターターに戻して立て直しを図ります。
しかしノウェルのフローターで77-78と逆転を許します・・・
それでもセクストンのフローターで再びリードを得ると、ガーランドからアレンのアリウープダンク、セクストンの3PTで88-80に。
ディフェンスもアレンを中心に頑張れていて、昨日23点ずつを決めたビーズリーとエドワーズを10点前後に抑えられています。
しかし残り1分2秒、Dloの3PTで95-91に迫られます。
それでも今日絶好調のガーランドがターンアラウンドジャンパーを沈め、さらにプリンスもフリースローを1投決めて98-91。
もう安心かと思いましたが、残り14秒にDloの3PTがまた決まり、残り6秒にエドワーズのエアーボールを拾ったビーズリーのレイアップも決まって98-96。
おいおい・・・
その後のインバウンドパスをオコロがしっかり入れてプリンスがフリースローを2本とも決めて2ポゼッション差に。
そしてスティーブンスのナイスディフェンスでビーズリーが3PTをエアボールし、それをナズリードに拾われてレイアップを決められますが、ここで試合終了のブザー。
なんとか逃げ切って100-98で勝利です!
☆主なトピック
その1 ブロック祭りじゃ~
この試合、チームで12ブロックを記録したキャブス。
アレンが5ブロック、マギーが3ブロックを記録しました。
近年のキャブスにはショットブロッカー的な選手は不在でした。
昨シーズンまで先発センターを務めてきたTTもブロックを連発する選手ではありませんでしたよね?
12ブロック以上を記録したのは2013年12月20日のナゲッツ戦以来とのことで、今季のチームはこれまでのキャブスのスタイルと全く違うことを実感しました!
その2 スティールは全然なかった
ここまでスティールを大量に奪うことで失点を防ぎ、得点につなげていたキャブスですが、今日は4スティールに止まりました。
理由は明白で、これまでスティールを稼いでいたナンスとドラモンドが揃って欠場していたためでしょう。
今季のキャブスはスティールが8個以下だった試合は1勝6敗だったことからも勝敗にも大きく関わっていた部分だったのですが、今日はスティールが少なくても勝ち切ることができました!
その3 相手のファストブレイクポイントを0点に抑える
この試合のウルブズはファストブレイクポイントがなんと0点。
キャブスのターンオーバー数も13個と決して少ない数字ではなかったですが、トランジションでサボらずにしっかり走れていたことが分かると思います。
前回の『未来のキャブス戦士を調査!』でも取り上げたマリクビーズリーは、リーグでもトップレベルに速攻での得点が多い選手なのですが、そんな選手がいながら0点に抑えられたのは素晴らしいと思います!
☆個人的ハイライトシーン
→私が試合で最も興奮したプレーを紹介するコーナーです。
第4Q 残り6分42秒 ~ガーランドからアレンのアリウープダンク~
OH, MERCY!
— FOX Sports Cleveland (@FOXSportsCLE) 2021年2月2日
Jarrett Allen absolutely slams this pass from Garland! pic.twitter.com/JwLBid4WPp
今日の試合を象徴するようなガーランドとアレンの連係によるプレーを選出しました!
2人のピック&ロールでディフェンスを無力化してリムに走るアレンへロブパス。
これに反応したアレンは両手でボールを掴み、片手でダンク!
ガーランドはステップを踏んで喜び、プリンスは変な走り方になり、実況は「Oh,Marcy!」と興奮。
しかしアレンは表情1つ変えずにディフェンスに戻るというのが彼らしいですね(笑)
☆未来のキャブス戦士を調査!
→冗談です。キャブスに来るはずありません。他チームの選手に疎い私が、個人的に気になった相手選手を知るためのコーナーです。(※リーグ内ランキングを用いる際は35試合以上出場した選手を対象にしています)
ナズ・リード
選出理由・・・3PT得意なんだね。知らなかったよ。
私は他チームの選手を全然知らないので、失礼ですがセンターというポジションと見ため的に、彼が3PTを打ってもどうせ入らないだろうと高を括っていました。
そしたらしっかりと2本の3PTを決めてきたリード。
あ、3PT得意な選手なんですね。失礼いたしました・・・。
ということでもっと彼のことを知りたいと思い、調査してみます!
リードはプロ2年目、21歳のセンター。
ドラフト外からウルブズに加入しました。
今季はここまでチーム5番目となる平均12.1得点をスコアしています。
それを下支えしているのが、先ほど述べた3PT。
今季は40.4%というセンターとしては非常に高い成功率を残しています。
秘訣は、「オープンであること」と「キャッチ&シュート」という条件が揃っているときでないと3PTを狙わないこと。
特にキャッチ&シュートに関しては現在42.9%の高い成功率を誇っています。
そして、昨季はFG成功率が41.2%だったリードですが今季は52.6%と大幅上昇。
とても3PTの好調さだけでは説明がつかない成長を遂げていますが、そこには制限エリア内のシュートが決まるようになったことも関係してきます。
制限エリア内シュートの成功率は昨季の59.2%から65.2%に。
3PTという武器に加え、ゴール下でも効率的に得点できていることが今季の2ケタ得点につながっているのでしょう!
そんなリードですが、彼のディフェンス能力に関してはデータだけを見ていると判断しにくいなと感じました。
昨季のDIFF%(ディフェンスした相手のシーズン平均FG%とDFG%の差。ディフェンダーが相手のFG%をどれだけ下げているかの数値)を見てみると、3PTが−6.8%でゴールから6ft以内が1.5%。
ペリメーターに強くてゴール下に弱いタイプのディフェンダーなのかと思いましたが、今季は3PTが4.1%で6ft以内が−7.0%になっています。
今季の成績だけだと、昨季とは真逆でペリメーターに弱くてゴール下に強いディフェンダーとの判断になります。
彼のディフェンス能力を判断するにはもう少しサンプルが必要なのかもしれません。
いずれにせよ、同ポジションのKATと差別化を図るにはディフェンスを良くすることが1番だと思います。
チームのニーズを満たすためにはディフェンスでのアピールが必要なのではないでしょうか?
これ以外にも206cmというアンダーサイズなセンターであるためリバウンドに比較的弱いなどといった課題もありますが、彼はまだ21歳。
いくらでも成長することはできるでしょう!
そもそも、ドラフト外の選手が2年で2ケタ得点を取る選手になっていること自体がスゴイことだと思います!
ここ最近ラプターズのヴァンフリートや渡邊選手の活躍でドラフト外選手が注目されていますが、彼もまたそんな人々の注目に一役買う選手になりそうです!
☆本日のMVP
→私の独断と偏見で、この試合最も活躍した選手を選出します。
ジャレット・アレン
スタッツ:23得点18リバウンド1アシスト0スティール5ブロック
ガーランドと悩みましたがアレンを選びました!
心情的にはガーランド&アレンのコンビでMVPって感じです・・・
ドラモンドの欠場によってキャブス移籍後初のスターター起用となったアレンですが、攻守で存在感を発揮。
オフェンスでは23得点、ディフェンスでは5ブロックという暴れっぷりです!
さらに18リバウンドというオマケつき。
本当に素晴らしかったですね!
また、この試合だけで何個ハイライトプレーを生み出したか分からないほど驚愕のプレーを連発していました!
☆終わりに
昨日の敗戦から一夜明け、すぐに同じ相手にリベンジを果たすことができました!
とは言えKATもいなかったですし、今後の成長間違いなしといった若手もたくさんいるウルブズ。
今季はもう対戦はないと思いますが来年当たるときはかなり強くなっていそうです・・・!
キャブスとしてはフルでアレンの活躍を見れましたし、将来のチームの姿も少しだけ見れたような気がします。
こちらも若手の成長が楽しみですね!
次戦は、2月4日(木)、ホームでのロサンゼルス・クリッパーズ戦です!
優勝候補の一角を相手に金星を狙いましょう!
それではまた!