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NBAチームのクリーブランド・キャバリアーズをド素人がのんびり応援するブログです!目標はキャブスファンを増やすこと&キャブスファンのコミュニティの場を作ること!

【素人分析】20-21シーズンのラリー・ナンスJr.をプレビューしてみる

 

見に来てくれてありがとうございます!ぶんやと申します。

 

素人が選手をプレビューしてみる企画第12回は、偉大な父の背番号を受け継ぐ者、ラリー・ナンスJr.です!

 

それではどうぞ!

 

注意

・これはド素人がド素人なりに選手を考察してみる企画です

・データはNBA.com/Statsを参考にしています

・個人スタッツのランキングはシーズン35試合以上出場している選手内での順位です

・文章量は選手によって大きく異なります

 

 

ラリー・ナンスJr.

背番号 22

ポジション PF/C

身長/体重 201cm/111kg

生年月日 1993/1/1(27歳)

 

昨季主要スタッツ

56試合出場

26.3分/試合

10.1得点/試合

7.3リバウンド/試合

2.2アシスト/試合

1.0スティール/試合

0.4ブロック/試合

FG 53.1%

3P 35.2%

FT 67.6%

 

 

注目ポイント① 得点パターンが増えてます

昨季のナンスはキャリアで初めて平均2桁得点を挙げました。

特に、シーズン途中にクラークソンが移籍してからはKPJとナンスでベンチポイントを稼いでいたので、クラークソン移籍後のナンスは平均11.4得点の数字を残しています。

 

なぜ、昨シーズン得点を増やせたかというと3PTの向上が大きいです。

 

少し昔話をすると、キャブスにやってきた時のナンスはハイライトに載るような派手なダンクが魅力で、インサイドでしか点が取れないタイプの選手でした。

 

それに変化が見られたのが18-19シーズン。

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このグラフのように18-19シーズンから急激に3PTの試投数を増やし、昨季は平均2.8本の3PTを打ちました。

しかも35.2%の成功率を挙げています!

 

また、ディフェンダーとの距離が6ft以上空いているオープンな3PTは38.1%の確率で決めており、決めなければならないフリーの3PTを確実に沈めていっていることが分かります。

 

これの何が良いかと言ったら、相手のディフェンダーが3PTラインにいるナンスを無視できなくなるということです。

「フリーにしてはいけない」と相手に思わせられるような成績を残せたことは、オフェンスで中にスペースを作りやすくなるかもしれません!

 

 

注目ポイント② ハードワークをいとわないプレースタイル

まず積極的にリバウンドに絡んでいくので、ベンチ出場の選手ながらリーグ37位7.3リバウンドを稼ぎ出しています。

 

また、ボックスアウトの回数もリーグ33位で、ゴール下で身体を張っていることが分かります。

中でも、オフェンス時のボックスアウト回数はリーグ13位となっており、とてもベンチ出場とは思えない高順位です!

 

ナンスの身長は201cmで、彼のポジションの中では小柄です。

それでもここまでのリバウンドを獲得できている背景には、ボックスアウトなど基本的なことを確実にやる、彼の勤勉さがあるのでしょう。

 

また、ディフェンスにおいてもタフにこなしており、彼の昨季のディフェンスレーティングは

オンコート→110.7 オフコート→116.2

と、ナンスがコートにいるときは改善傾向にあります。

 

そして、スティール数も4年連続で1試合平均1.0以上を記録しており、相手の隙を見逃さない姿勢が見て取れます。

 

 

注目ポイント③ チームのパスワークへの積極参加

ナンスは1試合当たりのパス数とボールタッチ数がチームで5番目に多い選手です。

 

ナンスより多いのは、ガーランドラブセクストントリスタンで昨季前半のスターターの選手が並びます。

しかし、この4人は1人当たり平均2.3回のターンオーバーを犯すのに対して、ナンスは平均1.1回だけです。

ボールを扱う量に対して、ミスが少ないことが分かると思います。

 

パスワークでのナンスの役割は、ボールのつなぎ役になることです。

 

1つ面白いデータを見つけたのですが、ナンスはペイント内でのボールタッチ数がリーグで28位5.8回あります。

そして、その状態からボールをパスする割合は34.2%で、これはペイント内でのボールタッチ数が多い上位50人の中で最も高い確率になります。

ペイント内でボールを持ったら問答無用でシュートを狙う選手が多い中で、パスのつなぎ役であるナンスはボールを味方に捌くという意識が強いのではないでしょうか?

実際、昨シーズンのナンスの平均2.2アシストのうち、平均0.5アシストがこのプレーから生み出されています。

 

まあ、パスをしなくてもナンスのペイント内シュートの成功率は67.9%と高いので、相手選手はペイント内で彼にボールを持たせない努力が必要ですね!

と、得意げに言ってみたのですが、彼が攻撃の隠れたキーマンになっていることは間違いないようです。

 

 

注目ポイント④ 今季もベンチ出場ではあると思うが・・・

昨季のスタッツや私がこれまで述べてきたことを見ても、彼がただのベンチメンバーではないことは分かってもらえるはずです。

 

ただ、キャブスにラブという存在がいる以上、今季もベンチスタートになりそうですが、チームからの信頼も厚い彼の出場時間は昨季同様30分近くまで伸びてくると思います!

 

また、もうすでにラブが開幕戦を欠場することが発表されていますが、怪我がちなラブは試合を欠場することが多いです。

そのため、ラブの代わりにナンスがスターターを務める試合も多くなると思います。

たとえエースを欠いた状況でも、自身を持ってナンスをスターターに送り出せるのは、ファンとしては頼もしい限りですね!

 

 

まとめ

この【素人分析】シリーズでは、どの選手に対しても課題や改善点にあえて触れてきましたが、ナンスは良い部分しか書いていません。

このことから分かるかもしれませんが、私がキャブスで1番好きな選手はナンスなのです・・・。

 

ただ、贔屓をしているわけではなく、正直、ナンスに明確な弱点を見つけ出すことができませんでした!

世間的に、かなり過小評価されている選手だと思っています。

 

先日、新型コロナウイルスで経済的な打撃を受けた地元企業を支援する活動を発表したナンスですが、こういうところも含めて素晴らしい選手です。

 

コート内外で活躍するナンスを皆さんも応援していきましょう!

 

 

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ラリー・ナンスJr.について、あなたの意見もお待ちしております!

 

次回はこのシリーズ最終回!キャブス期待のルーキー、アイザック・オコロです!

 

これを書いている時点でキャブスにとっての開幕戦まであと5時間を切っていますが、それまでにオコロの記事を書ききれるように頑張ります!

 

それではまた!